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開催中】 2018.9.1 ~ 11.20 好評につき延長決定!

 

串田孫一が残した足跡

アルプ

北アルプスのお膝元・信州でシーズン真っ盛りの山を思い企画したのが8月の本の特集『山の稜線をよむ』でした。この思いの中には串田孫一を知らない若い読者にも彼の明晰で美しい文章を読んでほしい、という意図もありました。優れた教養人が思索の果てに書く文章を読んで欲しくて。

日本語の優れた随筆は多くありますが、この時代に書かれた書物の多くが絶版となっています。タイトルにある「アルプ」も古書店でしかお目にかかれないものですが、アルプを通して交流のあった作家や、山に関わる随筆(エッセー)を集めまし た。

 

 

串田孫一とは

  哲学者で詩人、さらには画家でもあり随筆家 でもある串田孫一。

作家としても500冊以上の著書を世に送り出しました。東京大学文学部哲学科に入学した頃から詩や散文を書き、多くの山の雑誌に掲載され、1958年、尾崎喜八らと山の文芸誌『アルプ』を創刊、編集責任者を1983年に終刊(300号)するまで務めました。膨大な著作を残し2005年に89歳で永眠。

その著作は、山岳文学、画集、小説、随筆、哲学書、詩集、翻訳と多岐にわたります。 独特の詩的で平易な文章は山の稜線でふと一息ついたときに目に入る景色のように美しい。 山を歩きながら思索を巡らせ深みのある言葉を綴る人です。その魅力はスケッチや装丁にも現れ、より 美しく言葉を引き立てます。

 

 

 

 

生前交流のあった『宇都宮貞子「草木の世界」 展』が10月末からギャラリー『蔵』で行われます。関連書籍が多数展示される予定ですので、こちらも合わせてお楽しみください。