SBC モーニングワイドラジオJ 9月26日(水)放送

 
SBCラジオ モーニングワイド「ラジオJ」の中で毎月第4水曜日の放送内「Jのコラム」で本の紹介を担当させていただいています。今月の番組内で紹介した3冊の本を改めてピックアップ。
◎書籍情報を記載しますので遠方の方も興味が湧いたら、お近くの書店で探してみてください。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

歪んだ波紋

著者 塩田武士
発行 2018年8月
出版社 講談社

 

「罪の声」で一躍その名をとどろかせた塩田武士の最新作!

今回は新聞などメディアニュースの「誤報」をテーマにした5つの短編集。
意図的に作り上げられた誤報や、不本意に誤報に関わってしまった新聞記者たちの闇。そして、その誤報によって生まれた新たな被害者の苦悩。4つの短編で描かれたそれぞれの物語は、最後のストーリーで複雑に絡まりあい、一つの希望を見出します。

元新聞記者の著者だからこそ描けるリアル感と、「報じる」という事へのプライドを感じる骨太な小説。一人一人が情報の発信源となりうる現代だからこそ多くの人に読んでもらいたい一冊です。

 

 
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
 
 

本の虫の本

著者 5人の本の虫たち(林哲夫・能邨陽子・荻原魚雷・田中美穂・岡崎武志)
発行 2018月8月
出版社 創元社

 

古本屋さん、新刊書店屋さん、ライターさんなどなど、5人の本の虫が本にまつわる言葉、用語など各自題材をあげて独自に解説します。全ての本の虫に贈る、楽しみ方“One Up”のための案内書です。

この本のおすすめの読み方(おすすめ順)
◎ほぼ全てのページの端に、この本の中に出てくる印象的な一文が掲載されています。この一文には引用元のページ数が記載されているので、気になった一文を見つけてそのページにジャンプする!


◎この本にでてくる目次(約150項目)が8つの棚に分類されているので、(付録ⅴⅰⅰⅰ参照)その時の気分の棚を選んで読む!(「偏愛の棚」とか「書店の棚」とかとか・・)


◎目次から好きな項目を選ぶ!(5人の本の虫を分類学的にまとめています)


◎最初から普通に読んでみる!

虫の本だけに虫の生態を観察するような構成になっています。「ちょっとマニアックな用語集」や「本の索引」も微笑ましく。本好きに「全部読んだんですか?」は禁句です。とか、苦笑いしながら読める「本好き虫アルアル」の数々。本屋に行って誰もが感じた事のある、あの不思議な現象……。意外な名称がついているのですが、何ていうか知ってます?
(正解は本書で!)

 
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
 
 

78円の命

著者 谷山千華
発行 2016年
出版社 メタ・ブレーン

 

愛知に住む当時小学6年生だった著者が、作文コンクールで発表した作品。その作品に共感した人たちがお金を集め一冊の絵本を作りました。子供たちがかわいがっていた黒い捨て猫のキキ。キキが産んだ子猫たちが、ある日突然いなくなってしまいます。調べてみるとその子猫たちが“殺処分”される事を知ります。


その処分費は1匹78円。


その衝撃的な事実を通して「命の尊さ」を考えるようになるのです。命に対する責任を感じ、こたえの出ない問いに自問自答する一人の少女が辿りつく思いとは。心痛めながらも見ぬふりをしてしまいがちな問題に、子供の眼はしっかりと向き合っていました。私たち一人一人が考え、行動に責任を持つことの必要性を改めて感じます。

 

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

SBC モーニングワイド・ラジオJ